やっぱり俺はこの子の事が好きなのだ

妻との出会いから子育てまで

今朝タイムマシーンに乗った

目が覚めた。
携帯の時刻を見て、起きるべき時間より1時間早かったのをどういうわけか寝ぼけて本気でこう思った。

「やばい、まだ22歳だった!」

いつもどおり32歳になってから起きるつもりだったのだ。
一番に思ったのが嫁に会うまでにあと3年はかかること。
そして、この3年を忠実に再現しなければいけないと思った。
わかっていることをわからない振りをして、失敗するとわかっていることをもう一回失敗し、別れるとわかっている女性と付き合う。
気重に思えた。
でも忠実に再現しなければならないと思ったのは、今すぐ嫁に会えたとしても(現に同じ大学にいて、共通の友人を介せば会えないことはない)、お互い若くて物事に対する耐性や許容もない年頃ですぐにきっとダメになると思ったからだ。

こういうことはタイミングが命なのだ。

という話を、今朝嫁に話した。
隣で娘が朝ごはんを食べていた。
久々に見た夢のような話。

「別の人生でもいいんじゃない?」

タイムマシーンで若返ったら、上がるとわかっている株を買うとか、浪費した時間を学業にあてるとか、もっと女の子と遊ぶとか、選べなかった人生を選ぶことよりも、今の人生を再現しなければいけないと感じたのはなぜだろう。


それはきっと今の暮らしが悪く無いと思っているということなんだ。

その1:静岡県熱海市

1泊2日。
テーマは「のんびりする」ということで、特に回るべき観光スポットがない熱海は最適だった。
飯食って海を見て温泉入って寝るだけ。



飛び石連休の平日だったので人おらんだろと思ったら多かった。
寒い日の足湯は最高。
「家に足湯を設置したい」と妻。



ご飯屋はある程度、目星つけていったのだけど、子連れのため何処か慌ただしく。
38歳までに美味しいものを食べないと、その後美味しいものを食べても美味しいと認識できないという話を最近聞いたので食事は俺の中で重要視される傾向。
とはいえ、子連れで行ける店は限られ、ゆっくり食えないので大金を出す気もあまりなく。
自然、一人の時にうまいものを食う事が多くなった(一人で昼フレンチ食ったりし始めた)


掛け流しの熱湯温泉になんとか娘も入る。
初めて按摩を部屋に呼んでみた。



海沿いは寒過ぎて、娘がガタガタ震えて手が凍傷寸前な紫になって若干焦った。
幸いバスがすぐに来て、暖が取れた。
海沿いを走る車中から、立て壊し中の旅館や空いているテナントを見て、諸行無常を感じる。
「熱海は総じて接客が悪い」と妻。飲食店や土産物屋に多かったらしい。
観光客擦れしてしまっているのか、インドで言えばデリーみたいな感じなのかなと思った。



家に帰ってカレーを食べた。
家庭料理は安心する。


旅行は家が安心というのを確認する作業でもある。

47都道府県と62東京市区町村の制覇を娘とする

暇になるとろくな事を考えません。
自分の人生があと40年として、働かない休みの日が年間100日あるとするとあと4,000日、つまり丸々10年は自由に使える日があるわけです。
そう考えた時に「やばい!やりたいことが10年分もない!」と気づき、「あれ?俺なんのために生きてるんだろう?」と急に不安になったわけです。
で考えた結果、47都道府県と62東京市区町村の制覇を娘とすることにしました。

•47都道府県:年3回旅行をすれば15年で制覇(娘は高校生)
•62東京市区町村:月1回行けば5年で制覇(娘は小学生)

しかしこれでも200日程度しか使えない。
あと3,800日どうしよう。

2歳の誕生日

娘が2歳になりました。
お祝いメッセージやプレゼントを親戚や友人にたくさん頂き幸甚です。
そういった環境が娘に今あることはひとえに人付き合いのマメな妻のおかげだと思います。
本人はまだ誕生日の意味もわかっておりません。
ハピバスデーチューユーを歌う日。
オモチャをたくさんくれる日。
花屋敷でパンダに乗せてくれる日。
いつも怒るはずの両親が怒らない日。
そういうことに気づいての事か、夕食でいつも以上にワガママをいい、お皿をひっくり返し、怒鳴られて夕食を早めに切り上げられました。
大泣きするもしばらくするとケロッとして新しいオモチャで遊んでいる。
「びしゃびしゃしちゃったねぇ」
と他人事のように言います。


「もう少しデカかったら殴ってる」
日中昼食を取った店であまりに理不尽に泣き喚く娘に殺意を覚えて妻に言いました。
でも寝顔を見ているとそういう気持ちが嘘だったように感じるのが不思議です。
子供はやはり無条件にかわいいもんですね。

親になった実感

子供は1歳と10ヶ月。
あと20年近く面倒を見る。
高校や大学にいくかもしれないし、いかないかもしれない。
でもそうしたいと言った時に、最低限の蓄えは持っていたいと思う。ゆえに計画を立てる必要がある。

自分が両親に暗黙にしてもらった事は、そういうことだったのだなぁと実感する。おためごかしはなく、見返りのない愛情。親から受けた愛情は子に返すべし、と思う。

明日くたばるかも知れない。だから今すぐ振り絞る
           椎名林檎「月に負け犬」

ぼんやり計画を立ててみると、何十年後にも自分が生きていて働いている事が浮かんでくる。
こういう想像は若い時にはできなかった。
若いのに老後まで生きることを考えているやつは、保守的でつまらない人間だと思ってた。
でも、一周回ってそういう人たちに追いついた。
もっと生きて子供の成長をきちんとみとどけたい。

親になった実感ってこういうことなのかなと思った。

他人様に迷惑をかけてもよい、ただし他人も許す、そして最期には一緒に喜ぶ

「他人様に迷惑をかけてはいけない」
という言葉を親が子供に言っているシーンを最近みた。
どこでだか忘れた。夢だったかもしれない。

他人に迷惑をかけないため状況について考えてみる。
振りかかる事象、すべてを自分一人で解決する。
自分一人で解決できないような問題に遭遇する状況を回避する。

その親が子に伝えたいのはただ単純に「公共の場で騒ぐな」ということだったのかもしれない。
だとしたら、「騒ぐな」でいいんじゃないかなとおもったのは、たぶん、俺自身がどこかで「他人に迷惑をかけてはいけない」という言葉に抑圧されていて、その言葉が好きではないのだということ。

他人様を自分一人で解決できないような問題に巻き込んで、喧嘩したりすったもんだして、最期には喜びを共有できたら、そっちの方が人間臭くていいじゃないかと子供には言いたい。

日本の親は「人に迷惑かけちゃダメですよ」と教えるが、インドでは「お前は人に迷惑かけて生きているのだから、人のことも許してあげなさい」と教える。

日本人は気にしすぎ?海外の「人に迷惑をかける」事に対する考え方 - NAVER まとめ

2人きりの土曜日

明日は嫁が出勤なので、娘と2人きりの土曜日。
本当は水族館に行きたかったのだけど、昼寝がちゃんとできなそうなので(日曜から旅行なのであまり下手に疲れさせられない)、却下。

区が運営する子供が遊ぶ場所があるので、そこへ行ってみる(名前を忘れた)
そこへ連れて行って、俺は携帯ゲームやら小説でも読んでればいいかと思っていたんだけど、そうではないらしいと嫁に教わった。
そういう場所で、大きな子にいじめられたり、逆に小さい子をいじめてしまったり、と他の子供がいる場所ではトラブルがいっぱいで目が離せないんだそうだ。


↑これは先週2人きりで過ごした模様

嫁がいるとどうも任せてしまうんだけど、2人きりだと俺が遊び相手になるしかない。
どうせ遊ぶなら全力で遊んで、疲れてもらってぐっすり寝てもらいたい。
というわけで、全力で遊ぶ所存。

動画も撮ろう。