やっぱり俺はこの子の事が好きなのだ

妻との出会いから子育てまで

「無口」

一緒にカレー食った女の子が彼女とこの前飯食ったらしく、当然二人の共通の人物である俺の話も出たとのこと。
「二人でいるとき全然しゃべらないって」
「あんましゃべらないね。だって毎日電話で話してるんだよ」
「毎日!どっちから!?」
と驚かれたのだけれど、毎日の電話だって決まったテンプレートで会話してるんだから、会話と言えるかどうか怪しい。
「今日は何を食べたの?」「料理が上手だね。お嫁さんにしたい」
「今日は何してたの?」「そうなんだ。ふーん、俺はね…」
主にそれ。ほぼこれだね。
「でも毎日話してたら、そりゃしゃべらないかもしれないですね」
「そうなんだよ!」
と共感者を得て、鼻息荒くす。
や。
でも釣った魚になんとやらではないけれど、めんどくさくなっているのは確かかもしれない。
めんどくさいのは会話するのがというより、新しい話題を用意して彼女を喜ばせようというのが。
女の子のように(失礼)とりとめのない話が苦手なんだよ。
というか俺は喜ばせるような話をしなければならないというちょっとした強迫観念がどっかにあるような気がするね。


で、昨日は一生懸命電話で話をしたのだけれど、
俺がひとしきりしゃべった後、
「明日早いから寝るねー」
って感想もなく言うもんだから
「おいてきぼっちかーい!」
って叫んだね。
「話聞いてる?」
ってよく言われるけれども、あんたもどうなのさと俺は思ったよ、正直。