やっぱり俺はこの子の事が好きなのだ

妻との出会いから子育てまで

不発弾

「趣味がこうじて爆弾処理班とかいいよな。2ちゃんねらーとかにいんじゃん、そういうの詳しいやつ」
「そうなの?」
「でも公務員だからそういう危なそうなやつは取らないか。東大とか出て望まず爆弾処理班行かされたみたいな人が処理してんのかな?」
「知らない」
京王線沿線で不発弾が見つかって付近住民の避難と交通機関の運休。
小田急に乗って多摩センターへ行った。
中央公園でお弁当を食べて、パルテノンでクラシックの演奏を聞きながらよく寝た。
帰る頃には、電車も運転を再開した。
下北でMS(マジックスパイス)でスープカレーを食った。
「MSって言ったらモビルスーツだよね」と彼女。
俺の頭にぱっと浮かんだのはマイクロソフトだったのだけれど、一瞬仕事のこと思い出して嫌な気持ちになったので
「いや俺は丸子のこと"マジで好きっス"!!」とゴリ押しした。


彼女の家の方へ向かう中またあの感覚。
いつの頃からか時折想像する。
知らない誰かに後ろから頭を鈍器でカチ割られる風景。
「なんかあたしに後ろめたいことあるんじゃないの?」
「恨みってどこで買うかわかんないじゃん」
突然だとか知らないところでだとか、よくある事じゃないか。
でも俺は頭をカチ割られながら振り向いた時、納得してしまいそうで少し怖い。


今日の京王線の不発弾が実は不発弾の処理ではなく、
徳川埋蔵金を掘り出してるとかだったらむかつくなーって思った。
帰りの電車止まりまくったし。