そうあって欲しいし、それならありえるというような
- 作者: 伊坂幸太郎
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2003/04
- メディア: 単行本
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トリックや仕掛けのために物語や主人公達が都合よく動かされているというような印象がまず先にあったのだけれど、伊坂幸太郎の重力ピエロはそれとは違った。
…まぁそのなんだ、とにかく良かった。
何かの感想を言おうとするといつもこういう感じで尻切れトンボになってしまうのは別に僕がとやかく言う事ではないと思うから。人に何かを薦めるのはそんなに得意じゃないし。
暇で読む本に迷ったなら重力ピエロでも読んでみて。
損した気分にはならないから、とだけ。
あまーい電話
「じゃあよく眠れるように甘い言葉を囁いて」
期待半分、まぁ結局何も言わないだろうと思って言ってみる。
「えー無理」
でもさっき言った「今度はちゃんとメガネかけて動物園一緒に行こうね」は彼女的には大変甘かったんだそうで、「あたしと行くまで一人で行っても駄目だし他の人と言っても駄目だよって意味だったの」だって。あえなく悶死。
ちなみに先に言ってと言われて僕が思いついた甘い言葉は
「やらせてよ」
サイテーだと思う。
いやしかし女子の何気ない一言にはとんでもない甘さが隠されている。
末恐ろしい。