同棲生活20日目
自分の部屋が欲しいと主張した理由は、「同じ部屋で寝る夫婦の離婚率が高い」という統計データをみかけたこと。
そこには何かしら理由があるのだろう。
誰も離婚したくて結婚したわけではなかっただろうに、と。
そんなわけで、ダブルの布団がマミー(義母)に用意されていた時は少し抵抗があった。
が、すぐ慣れた。
それ以外の生活については、慣れたかどうかと言われるとどうだろう。
家事を少し手伝ったりする。
その時、自分としては、もはや「かなり頑張ってるレベル」に達しているのだけれど、彼女が求める段階には達していないらしく、その家事力のギャップに驚かされたりする。
むしろ、彼女からすれば「頑張ってるつもりなんでしょうけど…」的被害妄想すら、時に感じて、「でもそれは少年団で野球やってる子に松坂大輔が今から全力投球するから打ち返せよ、さもなければ離婚よ、ぐらいの無理難題なギャップなわけですよ。せめて甲子園目指す所からやらせてくれよ」とでも言いたくなるような?そんな感じなわけです。
ふと気付いたのは、基本的に仕事の楽しみは毎日作ってくれる彼女の弁当が楽しみで、それが終わったら仕事無理矢理にでも早く帰って彼女に会いたい一心でいるのだけれど、2回くらい(時間にして30分くらい)本気で「一人暮らししたい。むしろ気ままに外国旅行にでも行きたい。ここではないどこかへ…」的な言葉にならない感覚におそわれていた事は彼女には内緒だ。
特に理由はないのだけどね。
性なのか、慣れてないからなのかはわからない。
ちなみに写真が弁当。嫌がらせのつもりが、俺が喜んだのが意外だったらしい。
俺はネタになるので、嬉しいと思っているのだけれど…