やっぱり俺はこの子の事が好きなのだ

妻との出会いから子育てまで

悩みはありますか

一年間に紛争で何万という人が死ぬ、飢えた子供が今日も死んでいる、今この瞬間に奴隷が売り飛ばされている。
そんな中、僕は僕なりに悩むわけです。
どうしたら世界は平和になり、飢餓がなくなり、人々に公平な機会を与えられるかと言うことを…
とかそういう事で悩みたいとはもはや思わない。
悩むならどうしょうもないできるだけ非現実的なことで悩みたいと思っている。
なぜなら人はどうしたって現実的な酷く味噌臭い事で悩むから。
たとえば隣の芝が青いとか、上司があほ過ぎて死にたくなるとか…
悩むなら、たとえば絵を描いていて、この部分を青で塗るか赤で塗るか本気で一週間悩むとかそういう非生産的で、できるだけ人間関係でない内容が好ましい。


大抵自分の中で既に結論が出ていることなのだけれど、まぁ今日も昼休み、とある会社の女子と上司に相談と言うかなんというか世間話をざっくばらんにしていたわけ。
「愛されている実感が持てないとか言われるわけなのさ。言外にそういった感じが時折伝わってくる。これは一体どうしたらよいの?」
そうしたら言うのさ。
「はまぐりくんは何を考えているかわかりづらい部分があるからね。悩んでいてもいわなそうだし」
いや、言うよ。自分が嫌にならない程度に。
でも、そう見えるのはすごくわかるし、いい逃すことはすごく多い。
正確に伝えようとして、言葉を選んでいるといつもつかみ逃してしまうのだよね。


したらば、遅れて弁当を持ってきたもう一人の女子に上司が
「はまぐりが婚約破棄になりそうだってよ!」
と嬉々として報告する。
そこまでは言っていない。
正直、籍を入れる入れないはどうでもいい法的な話であって、要はお互いが、しゃっ!うらーっ!やってやるぞー!かかってこいやー!!的な感じで、中間地点とはいえ、一つのゴールである入籍を迎えたいわけ。
「で、俺はLET'S型の人間*1なんだけど、彼女としては、良妻賢母型教育のおかげで、いわゆるダンディな、ついて来い的な感じが欲しいらしいわけ」
で、皆それぞれに言ってくれるわけです。
手紙をかけだの、スクランブル交差点の電光掲示板を使えだの、デートを演出しろだの。
ちげ、そういうんじゃねー。他人事だと思って適当な事言いやがって!
と大した期待もしていなかったのに、あまりに期待していた答えにかすりもしないからちょっとむかついたりしたわけです。


なんかそういうのが楽しかったりするわけです、問題は解決していないのだけれど。


というか問題が俺次第でどうにでもできると思えているうちは問題ですらないということなのか。


何にせよ、ちゃんとコツコツ言わなければ伝わらないよって部分だけはやんなきゃなぁと、そう思った一日でした。

*1:流行なんだろうね、最近の。ともに歩もう型。