やっぱり俺はこの子の事が好きなのだ

妻との出会いから子育てまで

浴衣のこと

厚木の花火を彼女と見に行きました。
当然なのだけれどご時世的に浴衣もファストファッション化してる様。
ちゃんと着れてるか着れてないかでいうと、「ちゃんと着れてない」「そもそもちゃっちい」のだけれど、まぁその祭りだから、そう厳密に皆が皆しっかり着こなさなければいけないわけではなく、ノリというか、もはやコスプレで俺なんかは良い。
でも、その道のセミプロである彼女はそこら辺が気になるらしく、
「たとえば桜の時期に桜の着物を着るのは無粋」
とか、まぁそんな感じで、僕のほうは
「そんなの気にしてないよみんな」
とか
「派手目な花柄で、花みたいな帯つけるのが流行ってるんだよ」
仕方ない仕方ないと軽く流してたら、ちょっとムカつかれた様子で、
「着付士の資格とろ!(そしたらあたしの話ちゃんと聞くようになる)」
的な感じになってしまって、彼女の太鼓持ち風に話をしておけばよかったとちょっと反省した。


あと珍しく今日僕は一瞬怒った。
僕は特に気が長い方で彼女に怒ったことなんて皆無だって言ってもよくて、会社でもいつも仏の顔で「なんだっけ?」と相手の話すら受け流したりしてけして怒らないのだけれど、そんな僕が今日怒ったのは、腹ペコで待たされて買った楽しみにしていたタコ焼を食べようとした時、彼女が手に持っていたマヨネーズの小袋から、ぴゅーっと白い線を僕の股間めがけて飛ばしてきた時、ほんとそんだけで、気づいたら、
「わかりそうなもんだろ!(小袋のマヨネーズは勃起時の小便並みに的が定まりづらいことは!)」
と失敗した人に対する思いやりのない一言をついうっかり出してた。
すぐに反省して、あ、いかん。俺今まじに感情でたわと思って、「だいじょぶ、だいじょぶ」的なをしたのだけれど、ああいうのはいかんね。
今の俺は、予想外に精神的に余裕がないのかしらん、とか思った。


で、まぁ結局楽しかった。
相模川の土手に座って、花火を見たのだけれど、途中、余程我慢ならなくなって、周囲の人間が夜空を見上げているすきに、ビールの空きコップに小便をした。
仮説トイレは渋滞だし、そもそも土手は人手埋まってるしね。めんどくさかったの。
で彼女に笑われたよ。