やっぱり俺はこの子の事が好きなのだ

妻との出会いから子育てまで

恋人に電話してはいけない2週間の独り言(5日目)

君に似ている人を見た。
一度目は目黒のティヌーンのタイ人。
来年度までのバイトを探しているとは言っていたけれど飲食店ではもう働かないと言っていたから、そんなはずはないと目を擦ってもう一度見直すとやはりよく似ていたのだけれど、もっと日本語がうまいはずだと思い直した。
二度目は東京駅。
髪型から顔付きや笑顔までよく似ていて、「君だろう、君に違いあるまい」と席を立とうとした。立ちかけた。立ちたかった。でも場所柄あらわれるはずがないのは初めからわかっていたので、立たなかった。
多分この調子で行くと桜木町では君を三人見つけることになる。
どこにでもいるのだね君は、まったく。