やっぱり俺はこの子の事が好きなのだ

妻との出会いから子育てまで

師父よ、西天へ

父親に関して言えばキリがない。
ので一言で言う。
駄目な人だ。
なので遺伝については極力考えないようにしている。


黒田硫黄西遊記を読む」


父がインドへ行ってみたいと母より聞いた。
おそらく僕が四年前に行って話をしたのがきっかけ。
父親が何かに興味を示すことは無いに等しい。
「ガイドブック送るよ」
と言ったら、
「いいよ。行く機会ないだろうから」
と、この調子。


行く機会がないのではなくて、行く気がない。諦めている。
遠い夢物語のように考えている。
簡単な事を諦められては気分が悪い。
インドへ行くことくらい簡単だ。


僕としては出来る事をする。
行けないと決め込んでいる所を、行こうと思えばいつだって行けると思わせるように、具体的な手順を教える。パスポートの取り方から行きたいと思わせる所まで。


本を渡す。
地球の歩き方

全東洋街道 上 (集英社文庫 153-A)

全東洋街道 上 (集英社文庫 153-A)

インド夜想曲 (白水Uブックス―海外小説の誘惑)

インド夜想曲 (白水Uブックス―海外小説の誘惑)


正月彼女と連れて帰るのでその時に渡す。
パスポートの取り方や航空券を買う手順のレジュメも作ってく。


出来るならパスポートや航空券もこちらで手配すればいい。
というかそんくらいできないと、行けとは言えないんだなと気づいた。


一度ぐらい思い通りに生きてくれ。