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やっぱり俺はこの子の事が好きなのだ

妻との出会いから子育てまで

村上春樹の新作を読んだ

ネタバレなし。

色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年

色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年

今回のテーマは喪失感を埋めていく話。
過去をひきずってうじうじしていながらも、理屈っぽくて自分に酔ってる感じのめんどくさい主人公、等身大と言えば等身大だけど、まず30過ぎてこれってどうなのよ。
「取り柄(色彩)がない」
って他人に自分の事を話すから
「そんなことないよ」
って他人が気を使っちゃう感じ。。
こういう主人公みたいになってはいけないという反面教師的な意味で、この小説は自己啓発本になっており、また主人公に不快感を覚えない人にとっても「何か問題が起きたら、ちゃんと当事者に会って話そう」というライフハック本になっているという、お得な一冊。
自己啓発」「ライフハック」は昨今の流行りといえば流行りなので、さすがベストセラー作家だなと一周回って関心しました。
僕はダンス・ダンス・ダンスが一番好きで、彼が描くここではない異空間な話が出てくるとワクワクしちゃうんですが、今回はそういった話はなかったので、とても残念でした。
(なんかこう老成して落ち着いちゃってきてる感じがあって、文学的にはどうなんだか知らないですけど、個人的にはここんとこずっと楽しめなくなってきています、もう64歳なんだね春樹は)