やっぱり俺はこの子の事が好きなのだ

妻との出会いから子育てまで

休日のこと、寂しくなったこと

金曜は大学時代のサークルの同窓会の打ち合わせに関係のない彼女を連れ上野、馬モツ屋に同席させた。彼女は僕の知人と巧く話す。飲んだ後行った上野公園では桜が咲いていた。彼女は千鳥足で嵐のワンラブを歌いケラケラ笑っていた。そのまま彼女を家まで送り、僕は前の会社の同僚宅へ転がり込んだ。
朝起きて見させられた映画「ぐるりのこと」には人生の滋味があった。リリーフランキーが良かった。朝風呂に入った。永福町の混んでるイタ飯屋のピザを食った。恐ろしく旨かった。彼女を連れて来たいと思った。その後、新宿へ出た。ハンズで自転車を買った。7万円なり。買った足でそのまま亀戸あたりまで乗って帰った。計一時間なり。
明くる日、また新宿へチャリで行った。「駅にある旅行チラシやウォークラリーのパンフを集めて計画を立てよう」という話をしていたので、駅のそばに自転車を停めて待ち合わせた。一寸すれ違い彼女にきれられた。「指定した待ち合わせ場所が曖昧。何か意図があるのかと思ったらないし。こっちは産後の姉ちゃんと子供二人の家事もやって疲れてるのに」と。買った自転車のことを言い出せなかった。高かったし。
チラシを集めて、西口のタヒチ料理屋でお茶をした。西口なのですいているし、美味いし、雰囲気が良いし最高だった。彼女は引越し祝いに京王地下街でワインを買って友人宅へ行った。チャリで帰り、カレーを作って食って、「功名が辻」を読んで寝た。
今日は掃除をして本を読んで昼寝した。起きてカレーパスタを作って、彼女と電話して、ガキ使いを見て思った。
「何か虚しいな」
美味しいもの、楽しい友人、素敵な恋人、そういったものがあってもやはり何かが足りないんだなぁと思った。みんなこういう時どうしてるんだろう。