やっぱり俺はこの子の事が好きなのだ

妻との出会いから子育てまで

恋人に電話してはいけない2週間の絵日記

昨日、連絡のとれなかった14日の間にお互いが書いていた絵日記の交換をした。
俺は毎日やっつけ仕事として書いていたのだけれど、彼女の方は色を塗った絵や雑誌の切り抜き、押し花をつけたりとバラエティに富んだ日記帳に仕上がっていた。そして内容もなかなか色彩豊かで面白かった。こういう所からも日々の生活に対する態度が滲み出てしまうような気がする。
彼女の日記を一つ。

『11月○日 
今日もダスキン
信心深い方の祖母(つまり父方の。マミーにとっては姑)は、私がそうじのバイトをするときいて、なぜだかほめていたらしい。
最近の若者はこういうアルバイトはあまりしないらしい。(バイト先の主婦にも珍しがられている。なぜ)
まぁたしかにね。他人が用を足す便器にひざまづき床にはいつくばって働くこの屈辱感。いや私には心地良いよ。ひざまづいて世界をきれいにするんだよ。敬虔じゃないか。現代で神が見えるとしたらきっと便器の中だね。(なにかに似てる。あ、「ゲルマニウムの夜」)「なんでこのバイトにしたの?」ときかれたら今度から「神が見たかったから」って答えようかな。
父方祖母は直感的にそれを知っていたのかもしれない。』