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やっぱり俺はこの子の事が好きなのだ

妻との出会いから子育てまで

彼女の実家で食事を

俺が来ることを知っていながら早く帰ってこないのは
最後の娘をやらんがための父親の軽い牽制だと考えられないこともない。
でも多分それが違うと思えたのは、話に聞く彼女の父親は
俺が来るからといって別段構えたりしないであろう人間に思えたから。
無論、寂しさもあるに違いない。


19時渋谷。
人ごみを避け、やっつけのようにオミヤ。
ゴディバでアイスを買った。
ケーキやタルト、クッキーなどを避けたのは実家がパン屋であったからで
時間に余裕を持って駅についたせいか、
不思議と緊張はしていなかった。
父親の不在を知っていたからかもしれない。
ピンポンはためらわずに押した。


入り口のやりとり
「つまらないものはいらないのよ」
「おもしろいものなので受け取ってください」
出口のやりとり
「ドラマ(おせん)の続きもありますし、お戻りください」
「そうね」(あっさり)


手ごたえはない。
帰り際、彼女に聞いた感想は「よくやった」だそうで、
言われてみるとそんな気がしたし、
言われてみないとそんな気がしなかった。


途中、彼女が席を外している最中、結婚の話を振られた。
曖昧にそれを匂わせてやり過ごしたのは、
ほぼ初対面だからとか父親が不在だったからというより
覚悟の問題だったと今になって思う。
まだ早い。
明確な答えを求められた訳ではないのだから
それで良かったのだけれど。


彼女についても考える所はあった。
長くなったので今日はこれまで。