やっぱり俺はこの子の事が好きなのだ

妻との出会いから子育てまで

恋人に何かしてあげたいと思う事

回覧板よろしく生理が来ないとかいう話が御多分に漏れず自分の所にも回ってきて正直嫌な気分になった。出産するにも金がない。金がないのはもちろん稼ぐ力がないってこと、そういう事を再確認した。


おにぎりってむづかしいのな。
うまく握れないのに家を出る時間が近づいてきたもんだから焦って半分泣きそうになった。
代々木公園はアースなんちゃらでラスタカラーヘンプをまとう方々がたくさんいた。時折ガンジャの匂いがしてなんとなくその中に友人の姿を探してみたのだけれど見つけられなかった。編んだ髪の毛の化粧ッけのない女性達は年齢の見当がつきづらく、女性の年齢はもしかすると化粧の仕方でわかるのかもしれないと思った。


ピクニック。


お香を芝生に突きさして焚いて音楽を鳴らす。彼女の作った弁当はうまかった。
眠くて何も考えられない。最近の僕は伸びきったゴムのようだ。
検査は陰性。生理もばっちり来たのだそう。
芝生に寝転がりながら思ったのは、未だかつて男性史上、女性の「会って話がしたい」で始める会話が楽しい内容であった試しがあったのかということ。
彼女のどうしようという問いに、「どちらにせよ俺はお前と楽しく毎日過ごしていくつもりだ」的な、何とも頼りない返答してしまった事、大変悔やまれて芝生を引っこ抜いた。


年を食って変わったなと思ったのは、昔はどんだけ女の子に好かれてるかが気になったけど、今は自分がどんだけその子に何かしてあげられてるのかなって部分が気になってるってとこ。せめて後悔のないようにと思ってる。