やっぱり俺はこの子の事が好きなのだ

妻との出会いから子育てまで

2007年5月13日今現在

もしも今月の試験に彼女が合格すると京都で二年働かなければいけないし、もしも僕が間違って営業の腕を買われたりすると大阪に転勤になったりする。よく聞いた話だ。自分には関係ないと思っていた。出来る事なら関係ないままで良い。


「あなたじゃなければ駄目だ」より、「あなたでなくてもいいけれど、あなたがいい」という方が真実身がある、と思う当たり年を食った。


「今まであなたを好いた女の子に誉められたところは?」
「ないねー特に」
「あたしはあなたの顔が好きだよ」
「初めて言われた」
「ないなら、じゃあなんであなたと付き合ってたんだろう」
「近くにいたからじゃない?」
「それ、よく言うけど、あたしが二年京都に行ったらどーすんの」
「うーん。二年あったら恋人の一人や二人できそうだなぁ」
「ふーん」
「じゃあ逆に離れ離れになってる時、良い人現れたらどーすんの?」
「うーん。わかんないなぁ」
「いやでも俺は、そーなったとしてもお前と一緒にいたいなぁと思ってるよ。2007年5月13日今現在」
「あたしもそー思ってるよ2007年5月13日今現在は」
「ハハハ」

未来の可能性について考えはじめる時、どーもいけないなぁと思う。
二人に関して考えるなら今現在だけでいい。
今あるものだけでおなか一杯なのだからそれを噛みしめればいい。