やっぱり俺はこの子の事が好きなのだ

妻との出会いから子育てまで

禁じ手

「会いたい」*1「好きだ」*2「付き合おう」*3という言葉は禁止。
便利な言葉を封印して、意外な事に自分の中でバリエーションが増えた。匂わせたり、遠まわしに伝えようとしたり。また、何も言わない事が、逆にそれを浮き彫りにさせるという場面もある。
はっきりしないとやきもきするという人は、すぐにでも婚姻届を出して契約を結びに行けばいい。言葉に力はあるけれど、言葉それ自体に意味はない。嫌いな人に「好きだ」という事も出来れば、好きな人に「嫌いだ」という事も出来る。大事な事は言葉で伝えるのではなくて行動で示したい。そしてまた恋愛は金切り声を上げる抒情詩ではなく、日常の延長として、淡々とした叙事詩であって欲しいと思う。

*1:会いたいなら時間を作ってそうなるようにすればいいじゃないか。無理なのわかってて好きの代わりにこの台詞を言うのはいい年食ったおっさんのやる事ではない

*2:互いの気持ちを確認して安心したい気持ちはそのまま自分の弱さじゃないか。便利だからこそ使いたくない

*3:口約束で契約を結んで、不安を取り除き、相手を縛り付けようというのは怠慢じゃないか。契約しようがしまいが、駄目なもんは破棄される