やっぱり俺はこの子の事が好きなのだ

妻との出会いから子育てまで

いまのところ教育をする気がない

妻が保育園にお迎えに来たのを見つけた娘の友人が親切にそのことを娘に教えてくれたのに、娘は「ひとの事はいいから!ほんとにそういうこと言わなくていい」とぶち切れたらしい。 妻は「親切に教えてくれたのだから、そういう言い方で言われたらきっと悲しいと思う。ありがとうってそういう時は言うんだよ」と言ったら、娘は「つぎは『ひとのことはいいから、ほんとうにそういうことは言わなくていいよ』って優しく言うことにする」と答えた。

「性格が悪いかもしれない」と妻は言った。

僕も、娘の性格が他人に優しい方だとは思わないし、きっとどぎつい性格になると思う。 でもそれを強制して直したいとはあまり思わなかったのは、自分で痛い目見て直す、あるいは直さないでも済む場所を自分で探せばいいと思ったから。 大人になった自分の周りを見回しても、まずはじめに自分自身の性格が一般的に良い方ではないし、周りをみてもちょっとどうかしてる人がたくさんいるから、別に性格がよくないと生きていけないわけではないのだ。 むしろ、性格がよく、どの集団にも溶け込めてしまうことが選択肢を増やし過ぎ、そのコミュニティに属する理由を希薄にして、難しい人生にしてしまうことだって無きにしもあらずなのだ、とかなんとか、いろいろ考えた結果、一番しっくり来た自分の感想は、そういう発言をする娘がどう変わるか(あるいは変化しないままどういう集団に属していくか)をただひたすら見ていたいのだなぁと思った。

これは娘に限らず、会社のメンバーに対しても思っていて、ひとそれぞれウザイ点やどうかと思う点があるのだけれど、教育して画一化したいとは思わないのは、そのいろんな色が合わさるめんどくささがミラクルになったり思いもよらぬ何かを起こす希望を含んでいるような気がするのだ。

もちろん、人を殴るなとかいう意味のしつけ、あとは学習という意味での教育は必要だと思っているけど、それ以上は今のところいいかなと思ってる。 みんな好きにやればいい。そう思う。

その5:茨城県水戸市

3月21日。 大学の先輩の所へ行き、大洗に一泊。 飯屋の予約などを直前までさぼり、若干の後悔。

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偕楽園に連れて行ってもらう。 先輩の息子と我が娘が初絡み。 娘の方がお姉さん、物のやりとりが略奪的な部分があり、仕方ないとは言え、見ていてヒヤリとする。 しかし、子供同士で平和に絡んでいてくれれば多少楽。

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大洗はアニメで町おこし。 駅前の寿司屋は店員さんが子供に親切ですごく居心地が良かったし、泊まった6帖ほどの安くて汚い民宿が昔銭湯として営業していたであろう風呂を貸し切りの家族風呂にして提供してくれて、それもまた大変楽しかった。

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大洗の水族館のジャングルジムは3〜5歳くらいの子供にとってかなりオススメできる。 イルカショーもかなりすごいと思ったけど、今日見たイッテQの八景島の大きさと比べると普通なのかも知れない。

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帰る途中、妻が不機嫌で怖かった。 タクシーが道を間違え、ちょっと離れた所に降ろされたのに切れていた。 疲れていたのだと思う。怒っている人を見て冷静になる。

土日だけの旅行は疲れるけど、まだいけないことはない。

記念日

3月6日。 結婚式記念日ということで娘は妻の実家に預けた。 昨今、ベビーシッターに子供を預けてデートしたいと言うだけで炎上するらしいのですが、実家に預けるなら大丈夫なんでしょうか? 何かうまそうなものを食う口実としてはいい日な気がする記念日。

前日熱が出て当日も若干体調悪い。 風邪薬飲まない方が治りが速いとかそういうことを学んだ。

恵比寿のロブション。 ジビエが上手なお店?らしいんですが、苦手だと気づく。 そして料理が出るまでの間は歓談しろということなんだろうけど遅くて、子供を預けている手前、なんとなく気がせいた。

普通のうまいものに飽きた人達が行くのかなという印象。変わった料理がたくさんでるのだけれど正直わからない。高い飯食うという体験を買っている感じ。 普通にうまいものですら食い慣れてないので、まずはそちらを食べたほうがいいと思った。

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その4:神奈川県横浜市

1月25日から1泊2日。 アンパンマンミュージアム、中華街で安くてうまい中華を食う、山東だったけかな。 ふらっと寄った手相屋でこんなに経営者向きの手相はないと言われいい気分。 コスモワールドの観覧車を見ながら家族風呂が楽しかった。 日曜泊だったので、いいホテルだけど安かったし、ホテルから出勤すると月曜の気の重さが少なかったような気がする。意外とおすすめ日曜泊。

嘘をつくようになった

3歳になった娘は嘘を覚えて使い出した。 あるものは他愛のない、あるものは保身のための嘘。 発達の過程として考えれば嘘をつく行為自体に問題ないが、しつけとしては少なくとも嘘を嘘だと指摘する必要があり、場合によってはその嘘はいけないと教える必要がある。 しかし自分自身が嘘をついたことがないかと言われれば、たくさんついたし、今も嘘をついてないかと言われると大変怪しい部分があって、胸を張ってしつけするには若干のうしろめたさがある。 質が悪いのは、大人の嘘はついてる自分でさえ「これは嘘ではない」と信じていて自覚症状がなかったりすること。

なんにせよ、娘が保身や他人を傷つける類の嘘をついたら、自分のことは棚に上げて、「そういう嘘つくな!」と叱る所存。いやそういう決意が必要と思っている。できるか甚だ疑問。怪しいな。怪しすぎる。妻に任せよう。

その4:池袋のトイザらス

人の親になって時間が立てば立つほど自分の両親からの影響を意識せざるを得ない今日この頃、先週こどもと二人きりだったのでトイザらスに行ってきました。

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2歳10ヶ月の娘の「所有」という概念はまだ曖昧。

「一つだけ買ってあげるから好きなのを選びな」

と最初に伝えておいたのだけれど、今すぐ遊べるものを探すことに必死。 考えてみると、おもちゃを買わずに無料で遊べる場所はたくさんある。 保育園や育児支援センターもそうだし、トイザらスもそう。 箱に入った出して遊べないおもちゃより、箱から出たおもちゃの方が彼らの心を捉える。

さいごに口に入れても問題ない小麦粘土を所望されたので買って帰った。

「めったにない機会だからちょっと高いもの買ってやろう」とかそういうことを考える知恵もなく、1,500円程度の財布に優しいおもちゃだったので、かわいいなと思った。

本当は粘土よりLEGOの方が俺としてはよかったのだけれど良しとしよう。

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LEGOについては映画が面白いらしいので後日買ってみた。 これによって娘のLEGO熱をアジテートすることにする。

退治されるものとしての鬼

ハロウィンなので何かせねばという思いから、「Trick or Treat」という本来の目的を忘れ、鬼の仮装を買って妻に着せ娘を説教する事にした。 仮装した内股の鬼に下記を要求させる。

「トイレに行こうと言われたら、すぐに行け」

「パジャマをすぐ着ろ」

「歯磨きをすぐしろ」

「上着と靴下を外出時は着ろ」

今日は2人きりの休日だったのだけど、四谷のおもちゃ美術館に行き、おままごとをしている最中にお漏らしをし入館30分でタクシーで帰った(まず俺がお漏らし塗れになり、娘も着替えがズボンだったことに激怒したため) そういう背景があったことで懲らしめたいと思っていた。

鬼が来た瞬間に激泣きし、要求したすべてを即答で飲み込んだ。

「おしっこする」

鬼が帰った後、少し震えながら即座に俺の手を引っ張りトイレに行った。

効果てきめん過ぎて気の毒になった。

トイレのあと、妻は娘を気遣い、お風呂に付き添いをさせ会話をした。

「お父さん入ってこないで」

と普段なら娘に言われる所、今日は素直にお父さんも「入りなよ」と言ってお風呂場に招き入れてくれた。 その声が小さくて、悪い事をした気分になった。

考えてみると、子供に要求を飲ませたいから鬼を使うことは、大人に要求を飲ませたいからヤクザを使うことと同じだなと。ヤクザなら法的に対処ができる可能性があったとしても、子供が鬼を対処することは難しい。

「でも節分の時はいいと思う」

と妻が言った。 俺もその時はいいと思った。 なぜなら、豆を撒かれたら娘も鬼を退治できるから。

ちょっとやり過ぎたなと反省した一日でした。